【へら釣り 管釣り釣行2023秋】 11/18 ついにへら・管釣り(野田幸手園)デビューしました


二刀流釣り師を目指してへら釣りを「バス釣りの聖地・亀山」にて始めた大魔王ですが、野べら釣りも楽しい反面でやはり管理釣り場(釣り堀)でのへら釣りをやりたくて仕方ないわけでして、昨秋に愉快な父上の遠征に合わせて名門・野田幸手園にて管釣りのイロハを教えてもらいつつついに一人で管釣りデビューを果たすことができました。

今やすっかり管理釣り場でのへら釣りの虜となった大魔王でして、これから時間を掛けて昨年秋から現在に至るまでの進化の様子をブログにて順次お届けしていく予定です。

本記事の目次(約3800文字)

愉快な父上との管釣りデビュー

昔一度来たことがあります

昨秋11/18(土)に故郷・浜松から愉快な父上が関東遠征に来まして、関東のへら管釣りの名門・野田幸手園に連れていってもらいました。

10年以上のその昔、父上のカバンもちにて一度伺ったことのある幸手園でして、そのときはドシロウトにもかかわらず良型のへらがたくさん釣れた記憶があるわけです。

へらの釣り堀というとへら釣り入門には最適という印象があるかもしれませんが、いわゆるただの釣り堀ではなく管理釣り場として競技型へら釣りが盛んな関東エリアでは、実はふらっと行けるほどお気軽ではなくワタシにはかなりの高ハードルだったので、百戦錬磨の父上に管へら釣りのお作法を教えてもらうことにしました。

どこに入ればいいのか

朝イチの圏央道川島インターにて兄貴から父上を譲り受けまして、そのままR16をひた走ること一時間程で幸手園に到着しましたが、もの凄い数のある幸手園の釣り座にて一体どこに入れば良いのかという素朴な疑問からスタートです。

「そんなことは知らん」では困るのですが、初めての釣り場はほとんど情報を持っていないわけでして、手っ取り早いのは釣り堀のかたに聞いちゃうことでしょうか。

・どのあたり(エリア・タナ)が釣れているのか

・どんな釣り方が旬なのか

このあたりと自分の持っている竿の長さ(底釣りがしたいのに底が取れない竿では意味がないですからね)を鑑みてテキトーに釣り座を決めるのがよろしいかと思います。

さらにもうひとつ重要なのが風向きでして、今はスマホアプリで現地の風向きがリアルタイムでわかりますから、風下に向かっている釣り座を選択しましょう。

へら釣りは仕掛け自体がとても軽いので向かい風で竿を振り込むのは至難の業でして、風上に向かっている釣り座選択は自殺行為ですので今回は父上が幸手園のご主人からいろいろと情報収集した結果、5号桟橋南向きの水深3.5mあたりのエリアを釣り座と決めました。

管へら釣りに必要なモノ

それでは管へら釣りに必要なモノを順番にご紹介いたしましょう。

・へら竿(8尺〜12尺)

・ウキや針などの仕掛け一式

・万力 竿掛け 竿受け

・玉網 玉の柄 玉置(want)

・エサとエサボウル

・釣り座用シートとクッション

・手ぬぐい

・パラソル(want)

こんなところが必要でして、竿・ウキ・ハリスケースは竿バッグに、その他はへらバッグに、エサはエサバッグに収納してハンドキャリーするのが一般的かと。(へらバッグはそれなりに重いのでコロコロにて転がしているかたもいらっしゃいますね)

針外しを使えば基本玉網は不要なのですが、慣れないとうまく針を外せなかったりオサカナを傷めてしまうことがあることと、万が一池に何かを落としたときに即玉網にて回収できるように、初めのうちこそちゃんと玉網を用意することをオススメします。

釣り座の広げかた

釣り座がきまったらいよいよ釣り道具を広げるわけですが、大抵の釣り堀にはお尻に置くようの「スノコ」が用意されておりますので、まずは釣り座用のシートを敷いてからその上にスノコをセットしてクッションを置くのが基本です。

ここまでできたらいよいよ道具を広げていくのですが、最初に準備するのは玉網(タモ)からというのが父上の教えでございます。(万が一何かを池に落としたときにすぐに掬えるようにするためでして、当然最後に片づけるのも玉網(タモ)ということになります)

ここからは順番にセッティングしていけばOKでして、竿掛け用の万力を当て木にセット後に竿掛けと竿受けを繋ぎ、竿を出して仕掛けを結んでいきます。(竿の出し入れは竿バックの上でやるクセを付けておくと万が一の奉納防止になるとのこと)

竿を出す時には後から入った人は周りの様子をちゃんと観察して、近くの方々より長い竿を出さないことはマナーとして守る旨、父上から訓示を受けた次第ですが、それ以外は基本的には常識の範疇で迷惑を掛けないようにすればOKかと思います。

レンタルボートバスフィッシングのボートセッティングに比べればはるかに楽チンですが、とにかくへら釣りがお上手なかたの釣り座は整理整頓されていてムダがないことだけは今までの観察上間違いないようなのでワタシもそのように心掛けている次第です。

今回は12尺のセット釣り

ワタシは両ダンゴと両グルテンの釣りしか教わっていないので今回の釣りの仕掛けやエサのセッティングは百戦錬磨の父上にマル投げしておりまして、どうやら今回は12尺のセット釣りにてタナは若干底を切るくらいだそうです。(底を切る=エサは底には着いていないという意味です)

で、そもそもセット釣りというコトバがわからない大魔王でして、「セット釣り」とは上下の針に違うエサを付ける仕掛けのことだそうです。(自分でお絵描きは難しいので、仕掛けのイメージはマルキユーさんから拝借しております。)

・うどんセットのチョウチン釣り(コイツの下針を底につける釣りが、冬の定番「段差の底釣り」となります)

・うどんセットの浅ダナ釣り

・ヒゲトロセットのチョウチン釣り

・段差の底釣り

などがありまして、今回は12尺・うどんセットのチョウチン釣りでございます。

最初のうちは訳が分からないので、マルキユー・パワーフックをバイブルに仕掛け・エサ作りをしていくのがよろしかろうと思います。

たくさん釣らせてもらいました

父上配合のエサ(粒戦+細粒+あといろいろ)を教わりまして(どうやら粒戦や細粒はエサを水に5~10分くらい吸わせる必要があるそうですね)、いよいよ記念すべき管へら釣りのデビューでございます。(嬉)

へらの世界では振り込み3年と言われておりますが、ワタシは遅れてきたルーキーでそんなに時間がないので、気合いと根性にて1年で何とかできるようにします。

そうはいっても中尺・長尺とは違って短尺のチョウチン釣りは、目の前にてポイっと仕掛けを落とすイメージですので(厳密にはちゃんと落とし込みというテクニックを使わないといけないのですが)、まあシロウトでも何とか恰好はつくのではないかと。(←経験者が語る)

で、仕掛けを投入してエサを馴染ましてからの返り際のチクっとしたアタリを光速タキオンフッキングで仕留めていくわけですが、いろいろと試行錯誤を繰り返しつつそれでもオサカナがちゃんと釣れるのが管理釣り場の最大の魅力でして、、、

ほいっ

ドシロウトなおやらかし大魔王でも、ちゃんとしたプロセスを順番に踏んでいけばこうやってへらが釣れることが証明できました。(嬉)

デビュー戦ですのでいろんな細かいコトはさておきとにかくオサカナが釣れることが大切でして、あ~だこ~だしながら最終的に10枚くらいのへらと戯れることができてデビュー戦は大成功でした。

ワタシには身近に父上というお師匠さまがいるのでとにかく何でも腹落ちするまで質問攻めをしているのですが、とにかくへら釣りを始めるには周りにいろいろアドバイスしてもらえるお友達を作ることが最優先ではないでしょうか。

へら歴たった1年のおやらかし大魔王ではありますが、これからへら釣りをやってみようかなというかたがいらっしゃいましたら是非ともお声掛けいただければ幸いでございます。

ときわとブンブン狭山でお買い物

せっかく父上が関東に遠征してきたので、幸手園の帰りに関東での名門釣具屋さんに寄ることにしまして、、、

まずはへら界での名門中の名門・ときわさんからです。

こちらは流山の江戸川台というところにお店を構えていまして、実は大魔王がおやらかし大学在学中に住んでいたアパートの隣町にあるのです。

それはもう庭みたいなモノですから迷うことなく一発で辿りつきまして、竿掛けや玉網などアレコレとお買い物を楽しんだ次第です。

で、ここから一気に埼玉エリアまでクルマを走らせて、愉快な兄貴との待ち合わせ場所がお初のブンブン狭山です。

こちらは柏のブンブンと同じく恐ろしいほどの品揃えでして、へらの道具もバッチリ置いてありました。

今回へらクッションは父上のモノを借りたのですが、プライムエリアのクッションが豊富に置いてあったのでお買い上げした次第です。

むすび

こうして中々ハードルが高かったへらの管釣りでしたが、愉快な父上のご指導の元で無事にデビューを果たした大魔王でございます。

一度勝手がわかってしまえば別にどうってことはないわけでして、今ではもうひとりでふらっと通ってテキトーにへら釣りを楽しんでおります。

野田幸手園は何と自宅からクルマで30分で着いてしまうご近所さんでして、最近は週末はもっぱら野田幸手園もしくは柏の清遊湖に通ってすっかりへら師となりつつある大魔王でございます。

おしまい。